2011年07月10日

【2】 正体を失う!

スローモーションではない。
実写速度で撮影している。
でも不思議なくらい、ゆっくりとした動きに見える。



見ていると、氷河や流氷が崩壊するとき、氷山の末端から大きな氷塊が剥れ、崩れて落下し海の中へなだれ落ちる。あの巨大な落下の動きの感じを思い出してしまう。

あるいは、ダイナマイトによるビルの解体作業の光景。巨大建造物が、発破により土台を薙ぎ払われ、一瞬宙に浮き、その後、落下を始め、自らの重さによって基底から粉々に崩れ落ち、粉塵噴煙を舞い上げる、あの感じ。

云うなれば、突然支えを失ったものが、今までの在り様に思いを残しつつ、それでも自らの重さに堪(こら)えきれずに、自重で落下して行く、悠々としたあの感じだ。

私の意識は、こんな動きをしようと、イメージやポーズを思い描きながら動いているわけではない。立ったまま凝固しているからだの内側全体のつながりを、ほんの少し左右に揺らして緩める。ゆるめながら僅かに腰を後ろにずらすと、下半身の支えを失なった上半身は、崩れて落下し始める。 あとは上半身の(中身が?)崩れ落ちるに任せて、成り行きを見守るのみ。

中学校陸上部で、私がこれをやって見せたときのこと、「先生がいなくなっちゃった!」と生徒の一人が言っていた。見事な感想だ。「正体を失う!」動きである。



posted by セトジマミツル at 01:30| Comment(0) | ストレッチ体操 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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