腕が前に突き出された瞬間、わずかな一瞬だけど全身が緊張して固まっている。このときからだが「決まる」。
「決まる」を説明するのが難しい。ゆるみがゼロの『ゆるみ』と云っても判らないよね。要は全身が納まるべきところへ治まる。
大地を踏み締め、大地から貰ったエネルギー(勢い)が、一瞬の中に結晶する。からだはきっちり「いま・ここ」に固定化しているので、不可視の「勢い」だけが指先から噴出する。これって正面に立ってからだ(感覚・感受性)で受け止めて見ると良く分かる。勢いがこちらのからだに通じるのが体感できる。
『ゆるみけーしょん』を他者と共有することの始まり。頭じゃない!感じる世界の出来事。
私は演出家&「からだとことばのレッスン者」、竹内敏晴の弟子である。この「動き」のあたりから、竹内レッスンへと観点が移行して行くと思う。
自己との『ゆるみけーしょん』から他者や世界との『ゆるみけーしょん』へと(^-^)/
もう少し時間をかけて、野口三千三先生(野口体操)の世界を逍遥するのも面白いけど(^-^)/