2011年09月22日

【緊張と弛緩】+【5】 からだバンジー

【緊張と弛緩】

写真は、地面から80cmほどの高さで、空気を孕んだ落下傘(パラシュート)のように宙にフワリと浮かんでいるところ。(宇宙船内と同じ無重量状態で、重力に対向する筋肉はその役割を奪われ弛緩している。)

udetate_02.jpg

ここから、65kgの体重が重力に任せて落下する。手足の重さを差し引いて、少なくとも50kgの物体が地面に向かって落下する訳である。50kgと云えば、水を一杯に入れた20リットルのポリタンク(灯油缶)二本半の重さ。
それが、地上80cmの高さから落ちてくるのだから、もし地面に直接落下したならば、たいへんな衝撃を受けると思う。

udetate_01.jpg

この写真はからだが落ちきったところ。からだを緊張させて落下の衝撃を受け止めようとはまったくしていない。地面ギリギリに撓(たわ)みきっている。

では、落下の衝撃はどこに行ったのだろう。
腕と足先に注目!

腕は、肩から肘の骨(上腕骨)と肘から手首の骨(尺骨・とう骨)とが真っ直ぐに重なって繋がっている。その骨の繋がりが落下の衝撃を肩から地面へと逃がしている。足先も同じく、かかとに懸かった落下の衝撃が、足先の骨を通して地面に届いている。

そして、地面に伝わった落下の衝撃力は地面からの反発力(反作用)を引き起こし、その反発力が腕の繋がりと足先の骨組みを通して肩とかかとに伝わり、からだを弾み上げる力とへと逆転している。



動画の腕の動きに注目してほしい。私の腕はどちらかと云うと細腕である。太くて頑丈な筋力とは縁が無い。筋力でもって腕をがっちりと固めている訳ではないことが良く分かる。むしろ動きに応じて筋肉が柔軟に変化している。そして動きの間中、腕(手首から肘・肩にかけて)の中心軸(骨の繋がり)は、しっかりと真っ直ぐに保たれている。

胴体の落下の衝撃力を支えているのは、筋肉の量的な強さではない。ポパイのようないわゆる腕力は必要が無い。必要なのは骨の繋がりが保たれるように働く、筋肉のバランス対応能力である。

筋肉が緊張しっぱなしになっていては、状況に柔軟に対応することが出来ない。また緊張が強ければ骨の繋がりを感じ取ることが出来ない。つまり感覚が働かなくなる。『ゆるんで』いるからこそ時々刻々の変化に応じて必要な緊張が可能になるのである。








posted by セトジマミツル at 23:22| Comment(0) | ストレッチ体操 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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